Inkscape(インクスケープ)は、イラストレーターに劣らぬ機能を備える無料デザインソフト
Inkscapeは様々な優れた機能を持ち、Windows版やMac版、LINUX版などがあります。そしてドロー系のグラフィックアプリケーションとして、イラストレーターの代わりとしても同等の力を発揮します。
今回は、inkscapeの特徴や使い方を調べてみましょう。
<ドロー系:図形をベクタグラフィックスのデータ形式で作成、編集出来るソフト>
Inkscapeをダウンロードして日本語化する
公式サイトや窓の杜からダウンロードできます。
●公式サイト⇒https://inkscape.org/ja/
●窓の杜⇒https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/inkscape/
◆日本語化する
最初インストールして起動すると、メニュー表示が全て英語となっていますので日本語に切り替える必要があります。
1. 「ファイル」から「インクスケープの設定」を選択する
2. 「インターフェース」の「Language」欄から「Japanese」に切り替える
3. 「インクスケープの設定」の「×」を押して閉じる
Inkscapeの特徴
大きな特徴として、イラストレーターのようにペジェ曲線が描けるというのがあります。
ペジェ曲線は、自動車の設計の為に考えだされた曲線のことです。
線を描くのにはペイントソフトとドローソフトの2種類あって、ドローソフトはペジェ曲線で線を描きます。
コンパスや定規では描けないようなラインを描くことができ、どんなに拡大しても綺麗な線になります。
つまりより綺麗なイラストが描けるというのが利点と言えます。
Inkscapeの使い方とツールの意味
インスケープを起動させると、下記のようなツールが表示されます。
使いこなすには時間が必要ですが、まず簡単なものから作成してみましょう。
◇ツールの機能
・オブジェクトを選択・移動・変形:画像やロゴを作成する時に必ず必要
・パスのノードを編集:ペジェツールで絵を描く、写真を切り取る、パスを変形させる
・オブジェクトを微調整:微調整をして変形させる
・ズーム:デザインの微調整や、細かい作業する場合にズーム機能を使って編集する
・四角形を作成:マウス操作で四角形を作成する
・3Dボックスを作成:マウス操作で立体的なボックスを作成する
・円・弧を作成:マウス操作で円・弧を作成する
・星形・ポリゴンを作成:マウス操作で星やその他色々な画像を作成する
・螺旋を作成:マウス操作で螺旋を作成する
・フリーハンドで描く:フリーハンドで自由に作成する
・ペジェ曲線・直線を描く:ペジェ曲線・直線を作成する
・カリグラフィを描く:カリグラフィを作成し、太さも設定も可能
・塗りつぶし:選択した場所を塗りつぶし可能
・テキストを作成・編集:テキストを作成、編集する
・グラデーションを作成:立体感や綺麗な模様などをグラデーションで表現する
◇トリミング
・四角形に切り取る基本のトリミング方法
1. 画像の読み込み
2. トリミングする範囲を設定する
3. クリップ機能でトリミングする
・輪郭に沿ってトリミングする方法
1. インスケープのトレース機能で、複雑な図形を一瞬でトレースする
2. トレースしてできたパスを編集する
●トリミング詳細⇒https://gazocustomize.xyz/inkscape-trimming/
◇文字作成
インスケープで文字を作成するには、ツールボックスのテキストツールを選択します。
下記の2種類があります。
・クリックした位置から入力
・ドラッグで入力範囲を作って作成
◇文字のスタイルを編集する
文字を作成した後に色を付けたり、太字にしたりと色々な編集が可能です。