fusion 360の無料版で、3DCADを体験
fusion 360は、Autodesk社が提供している高機能3DCADソフトです。
3DCADソフトと聞けば高単価というイメージがありますが、このソフトは、最初の1ヵ月は無償で体験できます。
また非営利、趣味などで使用する場合は、その後も無料で使用可能です。
今回は、注目されている3DCADソフトの一つであるfusion 360に焦点を当てていきましょう。
3DCADとは?
簡単に説明すると、CADの進化版で設計図面プラス3Dモデルが作れる機能です。
PC内で設計図から3Dモデルを作成して、製品を生み出していきます。
◇メリット
・視覚的にリアルである
・2D図面の作図まで作ることができる
・コストが削減できる
fusion 360のダウンロード方法
◆ダウンロード手順
1. 公式サイトから「無償体験版をダウンロード」ボタンをクリックする。
2. 必要事項を入力
ボタンをクリックすると、名前やメールアドレスなどを入力する画面が表示される。
すべて入力して、再度「無償体験版をダウンロード」ボタンをクリックする。
3. ダウンロード完了
個人利用と個人利用以外の利用制限
最初に述べたように、fusion 360には無料体験版があります。
学生や教育機関、非営利団体、趣味で使う個人などであれば、30日の無料期間を過ぎても無料で使い続けることができます。
けれど個人利用以外として使用する場合は、契約をして購入しなければなりません。
・有償版:年間56,000円(税別)月額:4,660円(税別)
しかし、3D CAD/CAM/CAEが統合されたツール、とされており、将来的に幾つものソフトを試すよりも有償でも最初から導入する方がラーニングコストを減らすことができるでしょう。
fusion 360を学ぶ
fusion 360はフリーのCADアプリのため、独学で学ばなければなりません。
その学び方を見てみましょう。
1. 本を読む
基本操作について書かれた参考書などを読む。
2. 無料の公式チュートリアルで学ぶ
メーカーが提供する12本の無償チュートリアルがあります。
3. 無料の公式オンラインセミナーで学ぶ
メーカーでは、基礎が学べる動画を無料配信しています。
fusion 360でstlデータを保存するには
◇詳細⇒こちら
◇stlデータとは?
stlデータは、3DCADソフト用のファイルフォーマットの一つです。
ほとんどのソフトにサポートされていて、特に3Dプリンター業界では最も使用されています。
fusion 360の必要スペック
<fusion 360を快適に動かすためのPC仕様>
・OSがWindows7,8.1,10であること
・64ビットをサポートするCPUであること
・4GB以上のメモリを搭載すること
・VRAM512MB以上のグラフィックスカードを搭載すること
・ディスク容量が2.5GB以上あること
・ネットワーク環境があること
・マウスやタッチパッドなどの入力機器があること
fusion 360 のアセンブリ
◇アセンブリ
3DCADでは、部品を「パート」、組立品を「アセンブリ」と呼びます。
◇fusion 360のアセンブリの基本操作⇒こちらで確認
Jwcadとの違い
大きな違いとして、Jwcadは2次元汎用CADアプリケーションソフトで、3D機能がなく、fusion 360は、3次元CADフリーソフトで、3D機能があるということです。
Jwcadの建築専門機能は優れていて活用されてきましたが、3D機能がある上、無料版で試せる3DCADというのは、やはり魅力的なのでしょう。